息子は一人っ子。幼稚園入園後、まわりの友だちの兄弟関係を知って『弟か妹が欲しい』と言い出しました。そう簡単にはいかないのだけど。

しばらくして、要求が変更。『犬が欲しい』と。http://www.villadepera.com/

冷蔵庫に犬の写真が載ったチラシを貼り、じっと見つめる毎日。

私は、以前ミニダックスを飼っていて病院に連れて行く費用や晩年の世話の大変さを知っていたので、次のペットを飼うつもりはありませんでした。

しかし、たいして小動物への愛情のなさそうな夫が、息子の願いに折れてネットでペット探しを始めたのです。

そうして、近隣のブリーダー兼ペットショップで1匹のチワワを見つけたました。

まだ目が開いたばかりの、手のひらに乗るちいさな仔犬。

可愛いに決まっています。手に乗るなんて、手乗り文鳥くらいだもの。

そのあと、なぜか居酒屋で家族会議をした結果、この子を飼うことになりました。

ブリーダーのかたが、引き取りまでにトイレトレーニングをしてくださり、小さな新しい家族は初日からよろよろとトイレで排泄をし、鳴かずに21時自分でベッドに入り就寝するという賢さに驚いたものです。

成犬になっても1,7キロの愛犬は、自分の能力以上の冒険をしない臆病な男の子。

玄関の段差も降りることなく、ソファーも登ろうとしない。そして、自分のケージが安全地帯だと確信しています。

名前を呼ぶと尻尾を振って喜びますが、必ず1メートルほど距離をとるのです。

頭や顔に触れようとすると、さっと逃げていくのです。

微妙な距離感に、嫌われているのだろうか、信用されていないのか、と寂しくなることが多々。

ところが、抱っこしてほしいと思うときだけはこの子なりのアピールがあるのです。

前脚を私の足の甲に乗せて2回ほどタッチします。そしてその後、後ろ向きになって待っています。

私の抱っこの方法です。後方から抱き上げるというやり方を覚えてくれているから。

愛犬の意思表示や好みのスキンシップは、飼い主だけがわかるもの。だからこそとても愛おしい。

人間を追い越し早くシニアになってしまうペットです。最期まで、当たり前の毎日を大事に過ごさせてあげたいと思います。悔いのないように。